2025/02/19 13:26 ~ なし
手が空いた時に黙々とやってます。
確定申告②
確定申告を始める準備と必要書類
確定申告に必要な書類一覧
個人事業主が確定申告を行う際には、まず必要な書類を揃えることが大切です。基本的に以下の書類が必要となります:
1. **確定申告書**:所得や税額を正確に記入するために必要な書類です。青色申告の場合は「確定申告書B」と「青色申告決算書」、白色申告の場合は「確定申告書B」のみを準備します。
2. **収入を証明する書類**:売上を示す領収書や請求書、取引明細書などが該当します。
3. **必要経費の領収書**:経費として計上するすべての支出に関連する領収書やレシートを揃えておきましょう。
4. **源泉徴収票**:フリーランスとして働く方や副業がある方は、企業から支払われた報酬に対する源泉徴収票が必要です。
5. **銀行通帳のコピー**:必要に応じて、収入や経費の入出金が確認できるものとして使用します。
これらの書類を事前に準備しておくことで、確定申告の際の作業をスムーズに進めることができます。
帳簿の記帳と保存方法
個人事業主にとって、帳簿の正確な記帳と保存は確定申告の基本です。青色申告を選択している場合、複式簿記に基づく帳簿管理が必要となり、正しく管理することで最大55万円の控除が受けられる特典があります。
帳簿には、以下のような情報を記録することが求められます:
- **収入**:事業の売上を日付ごとに記録します。
- **経費**:必要経費となる交通費や事務用品代、通信費などを細かく記載します。
- **その他の取引**:借入金や資産購入などの取引も記録に含めます。
記帳に使用するツールとして、手書きの帳簿やエクセル、会計ソフトがあります。また、帳簿の保存期間は法律で7年間義務付けられているため、確定申告後にもしっかりと保管しておきましょう。
収入と経費の整理方法
確定申告に先立って、1年間の収入と経費をしっかり整理することが重要です。まず、事業の売上や収入については、毎月の収入を詳細に集計し、各取引の記録を残します。請求書や領収書を整理し、常に帳簿へ反映させることをおすすめします。
経費については、事業に直接必要な支出のみを計上します。例えば、事務用品費、交通費、通信費、家賃などが挙げられます。経費として認められるかどうかは税務署の判断に基づくため、領収書や契約書などの証拠書類を漏れなく残しておきましょう。
継続的に収入と経費を整理しておくと、確定申告の際の負担が軽減され、ミス防止にもつながります。特に、会計ソフトを使用する場合は、自動で収入と経費の分類ができるため非常に効率的です。